全部同じ顔だな

初めは、何気なく書いた顔の落書きだった。その顔が、どんな表情をしているのかわからなかったため、誰もが匿名で解釈を投稿できるサイトを構築した( https://sasaki-sasaki.com/minoru/ )。すると、SNSのつながりによって50〜100投稿が集まった。そのうちスタンプ化を求める声があり、それに応じたところでサイトは終了したかに思えた。しかし、コロナ禍の到来によってオンラインのコミュニケーションが活発化するなかで、再度サイトの投稿が増え始めた。興味深い投稿が多かったため、SNSでピックアップをしたり、特に気に入ったものに関しては実写化などを行った。それに呼応するように投稿は増えてゆき、なかには顔をぬいぐるみにする投稿者もいた。そんな投稿者の盛り上がりを受け、意味もなく制作したトロフィーをきっかけにアワードの開催を求める声があがった。アワードの実施に至る過程で約3200投稿が集まった。現在は、リアルタイムに投稿が追加されてゆくシステム( https://onaji.org )に移行し、累計7000投稿が集まっている。

作品ページ
https://onaji.org
( 旧作品ページ: https://sasaki-sasaki.com/minoru/ )

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「どうぞどうぞ」をしらべる

日本を代表するお笑いトリオ、ダチョウ倶楽部さんの代名詞的ギャグである、通称「どうぞどうぞ」がはらむおかしみを、理論化とそれに基づく実装の揺り戻しで、「制作につながる知恵」にするプロジェクト。実装は、メディアを問わない実装は、22点にのぼった。また、助成に採択され、3331 Arts Chiyoda(東京)、Y gion(京都)で個展を開催した。個展に際しては、科学コミュニケーターとのトークイベントを実施し、研究と制作の違いを検討した。

ウェブサイト
https://dozo-dozo.tech/

助成
平成30年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業

個展
「どうぞどうぞ」をしらべる 外神田 @ 3331 Arts Chiyoda
「どうぞどうぞ」をしらべる 祇園 @ Y gion

出展
ENCOUNTERS 平成30年度メディア芸術クリエイター育成支援事業成果プレゼンテーション @ Ginza Sony Park
SF=すこしふしぎ展 @ オリエ アート・ギャラリー

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即席紙芝居

その場で撮った子どもの写真や、観客の好きな動物といった画像を画像検索APIで取得し、テンプレートにはめ込んで昔ながらの語りを柔軟に付ける、即席の街頭紙芝居専用Webアプリケーション。「インターネットを使って個人的なことを皆で楽しむ装置」をコンセプトに制作した。画像表示アルゴリズムをランダムにすることでハプニング性を盛り込むなど、日本の見世物として位置付ける工夫をした。

YouTube / 記事

受賞
第15回文化庁メディア芸術祭
エンターテインメント部門・審査委員会推薦作品

出展
第15回文化庁メディア芸術祭受賞作品展
文化庁メディア芸術祭富山巡回展
文化庁メディア芸術祭山梨巡回展
他多数

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紙芝居屋さんの画

子ども相手の菓子行商人が生みだした紙芝居は、日本固有の文化で海外でもKamishibaiと呼ばれている。そんな「紙芝居屋さん」の画は手書きの一点物で、多くは権利が不明なため二次利用は困難である。そんな中、黄金バットで知られる加太こうじの作品を、iPadがあればいつでも誰でも紙芝居ができる「使えるアーカイブ」として無料配信した。同時に、街頭紙芝居師の実演音声と、英語版も制作した。

YouTube

受賞
Yahoo! Japan インターネット クリエイティブアワード 2013
スマートデバイスイノベーション部門・ノミネート

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友達

友達

サバンナをゆく、サバンナとはあまり関係の無い動物たちに、何かが起こります。こちらからご覧頂けます。

受賞
1-click Award 2009
インタラクティブ部門・優秀賞

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