バベルではたらこう

ブリューゲル『バベルの塔』展」の関連企画である藝大藝大COI拠点主催「Study of BABEL」展にて制作したアプリケーション群。会場に設置された専用のiPadで顔を撮影すると、3.4メートルの立体バベル像内部ではたらく人々の映像に顔が反映される。自分を探すアクティビティを生むことで、ブリューゲル「バベルの塔」の魅力である緻密さと壮大さの「体感」を目指した。

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もも太郎

本来、人間の肉体とは、生命活動を支えるビオトープである。しかし、人間はよくわからないことに向け、なかばムキになって自身の肉体に負荷をかけ、自身を構成する生態系を破壊していく。本作は、精神の解放であるカラオケに、意味もなく肉体的な負荷をかけることで、精神と肉体の限界をミニマルに体感する仕組みである。太ももの痛みと、歌い切ろうとする意思のせめぎ合いが、意味の無意味性を浮かび上がらせる。

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ズームイン顔

モニターの上に設置されたカメラが、認識した顔に向かって「カーッ!!」という効果音とともにズームインし、お約束を体験者に無理強いする装置。その強制的な仕組みは、何者かによる注目の眼差しである。併せてシネマトグラフィにおけるズームインは、視聴者への「注目せよ」というメッセージであるがゆえに、その場にいる他者にも注目を強いる。唐突に訪れる自己と他者性の顕在化が、体験者の生命を無条件に肯定する。

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受賞
第19回文化庁メディア芸術祭
エンターテインメント部門・審査委員会推薦作品

出展
ひかるどうぶつえん 2019
MEDIA AMBITION TOKYO 2017
アフターファイブガバメント

常設
仮面屋おもて
Miraikan Shop (終了しました)

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なんかへんな階段

高須クリニックのサウンドロゴを分割し、それぞれの音源を圧力センサに割り当てることで、のぼる度に「高須」「クリニック」と音が流れる階段です。非日常のなかに、唐突に日常を呼び起こすことで、体験者自身の生活を照らし出す試みです。

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出展
TRANS ARTS TOKYO 2015

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即席紙芝居

その場で撮った子どもの写真や、観客の好きな動物といった画像を画像検索APIで取得し、テンプレートにはめ込んで昔ながらの語りを柔軟に付ける、即席の街頭紙芝居専用Webアプリケーション。「インターネットを使って個人的なことを皆で楽しむ装置」をコンセプトに制作した。画像表示アルゴリズムをランダムにすることでハプニング性を盛り込むなど、日本の見世物として位置付ける工夫をした。

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受賞
第15回文化庁メディア芸術祭
エンターテインメント部門・審査委員会推薦作品

出展
第15回文化庁メディア芸術祭受賞作品展
文化庁メディア芸術祭富山巡回展
文化庁メディア芸術祭山梨巡回展
他多数

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